珍しく素早く戻ってきやした~!!
うちのガキら、もう夏休みっすよ、ちょっと早過ぎて心の準備が出来てなかったし。
んで8月中旬,一番くそ暑いときに学校へ戻るという、なんとゆー悪循環な夏休みっしょ??
さて、
前回書いた儺火起先生(←だから失礼だってば)の話の続きどす。
んでね、実はアタイ、このブログに成日終先生の事書いてたわ、2012年のブログの記事っす:
ARIコンファレンスで学んだ事 最終回 ここに出てくるサイエンティストって泣肥終先生の事っす、んで私らしくなく、丁寧にセミナーのリンクまでしてあった。
いやーなんか昔はためになる事書いてたんだね~、久しぶりに自分で読んで感心した(←なんなんだ)最近はかなりいい加減な記事ばっかしで申し訳ない(汗)
ってなわけで今日の記事はもうちょっとまじめに書いてみます(←出来るのか??)
自閉症の研究を進めるには、もちろん自閉症モデルが必要となる、かといって人体実験すぐ出来る訳ではない、なのでもちろんマウスを自閉症にさせるんですよ。
さて、ネズミを自閉症にさせるってどうやるねん????という質問の答えどす。
まず一番簡単な方法は染色体をスプライス(←これって日本語じゃないから分からないよね?? スライスとは違って、”解いて組み継ぎする”っていう意味どす)して、遺伝子を組み替えてしまう方法。そうやってFragile X(脆弱X症候群)モデルのマウスは作れてしまう。
でも実際8割以上の自閉症児はそういった染色体異常が見つからないわけで、その子達はどーするの??という訳、
私ずーいぶん前にPaul Patterson Labs(ポールパターソンラボ)の事どっかに書いたと思いますが(←曖昧過ぎてゴメン)、彼はカルフォルニア工科大学の有名なリサーチャーで(去年お亡くなりになられました)彼の本、Infectious Behaviorに母親がウイルス感染で熱を出したり、炎症を起こしたりすると産まれてくる子に自閉症や統合失調症の子が多くなるという話が書いてあります。
これはねえ、母親のせいでは無いけど、自分の子供が自閉症になったのは自分のせいだとか責めているママにはつらい現実だと思うんっすよ。
でも病気したのはママのせいじゃないっしょ?? タバコ吸って酒どばどば飲んでた訳ではないし、ウイルス感染なんて誰でもかかるのだから、これは運が悪かったとしか言いようがないよね。
という訳で、パターソン博士が自閉症マウスを作り上げたパイオニアで、その方法を使って自閉症マウスを作っとるというわけどすよ。
まず妊娠第一期から第二期になる頃が一番影響が多く、この時期に母親マウスにRNAウイルスを注射し、母親にウイルス感染をさせるのです。 そしてDr.無日尾に直接聞いた話だと、ウイルスやバクテリア関係なく、とにかくこの時期に大量に炎症を起こさせればリスクが上がるという訳なんっす。
他にも父親がサイエンティストだと自閉症の確率が2倍に跳ね上がるとか、母親がサイエンティストだと3倍になるとか、母親がSSRI(抗鬱薬の一種)を摂取しているとリスクが増大するとか、癲癇薬(バルプロ酸)を摂取しているとこれまたリスクが増えるとか、フリーウェイの近くに住んでいるとリスクが2倍になるとか、ま、リスクを上げる方法は色々あるらしいですが、ウイルス感染させるのが一番手っ取り早い模様。
そして産まれてきた自閉症マウスは社交性が全く無く(一匹だけはぐれてるとかね)泣き声が無く、不安感が異常に強く、motor coordination(運動調節)が劣っている等の行動が見られます。
そして解剖して調べた結果、腸内環境の悪化、腸内透過性の増加(いわゆるリーキーガットね)Purkinje cells(プルキンエ細胞)の低下、体温が低い、シナプトソーム異常等が見つかっています。
ちょっと重くなっちゃったけど、こうやって自閉症マウスを作ってマウス(←お~い山田く~ん、座布団一枚もってって~ )。
あとDr.無微男によるとですね、今回のクリニカルトライアルはサンディエゴ在住の方に限るそうです、でもまずこの第一トライアルが成功すれば、次回は日本でクリニカルトライアルを実施する事も可能だとおっしゃっとりました。
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自閉症マウスの作り方
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